近年、パソコンのフリーゲームというのが流行っているのはご存知でしょうか?無料で簡単にプレイ出来るのに、そのクオリティの高さが有料でもおかしくないレベルで中には綺麗なアニメーションが盛り込まれているのもあります。

基本的にはRPGツクールで作成されていたり、ノベルゲー作成ソフト吉里吉里で作成されているので、大まかな雰囲気はどれも同じですが、中身が感動系からホラー系と幅広いジャンルが広まっています。

中でも有名なのが、小説化・アニメ化・映画化もされた「青鬼」と、今回こちらでご紹介させて頂く、小説化・漫画化もされた謎のアドベンチャーゲーム「ゆめにっき」です。

すべてが謎に包まれている「ゆめにっき」の世界

「ゆめにっき」は、主人公が窓付きという名前の女の子である事と、「モノ江」「モノ子」という名前がついているキャラクターがいる事、窓付きが夢の世界を巡りながら「エフェクト」というアイテムを拾っていき、1つのエンディングに到達する、という事以外はすべて公式で設定されていません。

セリフは一切なく、ストーリーも明確にはされていません。ゲーム内のキャラクターと接触した時にも、何の反応もないか、効果音が出るだけでプレイヤーは何が何だか分からないまま進めていきます。

また、このゲームには敵とのエンカウントもなく、ゲームオーバーというシステムもないので、エンディングまで到達するのは大して難しくはありません(ただマップが広いので迷うかもしれませんが)

ですが、たとえエンディングに到達しても、何も分からないまま唐突に終わってしまいます。すべてに置いて謎だらけなので、これを真に理解している人はいないでしょう(私もよく分かりません)

シンプルすぎるゲームシステム

システムは簡単です。主人公の窓付きは自室にいるのですが、何故か部屋の外に出ようとしません(ドアを選択するとイヤイヤといったように首を振るだけで扉を開けてくれません)

何もする事がないので、ベッドに入ると夢の世界に突入します。夢の世界の部屋は、現実の窓付きの自室とほとんど変わりがなく、ゲーム機があるのと、扉を開けて部屋の外に出られるという違いのみです。

扉を開けると何だかよく分からない空間に出て、12枚の扉が輪を作るように並んでいます。それぞれの扉が色々なマップに行けるようになっていて、プレイヤーはその扉の先にあるマップを巡る事になります。

また、夢から覚めたい時は頬を抓ればすぐに(到達するだけで勝手に夢から覚める箇所もありますが)夢から覚めて現実の自室に戻る事が出来ますし、そこでいつでもセーブする事が出来ます。

マップは広くて独特ですが、エフェクトを回収するのはそこまで難しい作業ではないでしょう。無駄に広くややこしいマップのせいで迷子になる人は多いと思いますが。

なので、ゲームシステムはシンプルで分かりやすいので、難しくはありません。ほとんどの人がすぐにでも遊ぶ事が出来る親切設計になっていると思います、無料ですし。

独特なマップとキャラクターデザイン

主人公の窓付き以外、普通の人間は出てきません。何だかよく分からない生き物がたくさん出てきますし、人間が居ても普通ではありません。

また、扉を開けた先のマップデザインがすごいです。普通の森や雪だらけの場所もありますが、原色たっぷりのドギツイ色だったり、何を意味しているのか全く分からない、一言でいえばカオスな空間だったりして、少し製作者さんの精神を心配したくなります。

あれを文字で表現するのはとてもではないが無理ですので、とにかくよく分からないけどすごい、という事だけ頭に入れてご自分で見て下さい、見ないと想像も出来ないと思います。

RPGツクールなのでドット絵で可愛らしい……とは言えませんね、キャラクターだけ見れば可愛いかもしれませんけど、マップデザインが可愛いからかけ離れているので、可愛くはありません。

飛び交う考察

そんな感じで一体どういう話なのか、あのエンディングは何なのか、窓付きは何故部屋の外に出たがらないのか、謎が多すぎて、プレイした方達がネット上で「ああじゃないか、こうじゃないか」と自分の見解を話し合っています。

「ゆめにっき 考察」で検索するとかなりのサイトが引っかかると思いますが、まだ未プレイの方はプレイしてからそちらへ行って下さい、じゃないと余計意味が分かりません。

私も大体の考察サイトは見て回ってきたのですが、どの考察もハッピーエンドはありませんでした。というか考えれば考える程、鬱ルートにのめり込んでしまうのです。

エンディングがエンディングですし、ゲーム内のちょっとしたイベントやあのマップ、キャラクターから考えればそういう系統なのはほぼ確定でしょう。

出来れば私も様々な考察サイトを巡って自分なりに考えた結果をお話したいのですが、ネタバレになってしまいますし、他の方々のように詳しくはお話出来ないので、ここでは書きません。

一つ言うとすれば、これはかなり初期の段階で言われていたのですが、タイトルの「ゆめにっき」を、もしくは主人公の名前である「窓付き(まどつき)をカタカナにして少し文字を崩して下さい、一致します。

ゆめにっきのオススメ進め方

では最後に「ゆめにっき」を何処までも堪能するための、一番オススメの進め方をご紹介させて頂きます。

まずはゲームをプレイして下さい。この時に考察サイトやらネタバレやらレビューやらは一切見なくて大丈夫ですので、とにかくご自身でプレイしてみて下さい。

どうしても自分ではクリア出来そうにもない(マップがややこしすぎるとかで)という場合は、プレイ動画でも見て下さい(実況動画でもいいですが、じっくり堪能するには音声の入らないプレイ動画の方をオススメします)

エンディングまで見終わったら、数ある考察サイトに向かって下さい。色々な考え方、捉え方がありますので、1つのサイトではなく、複数のサイトを見た方がいいと思います。

そして最後に、ゲームの内容と読んできた考察サイトの内容と、あなた自身が「これじゃないか」と思える、納得出来るストーリーを、あなた自身で考えて下さい、それが「ゆめにっき」の答えだと私は思います。

それでは、謎が多すぎる独特な世界観の鬱ゲー「ゆめにっき」を、堪能して下さい。